健康コラム「怒りのコントロール術」(その1)




健康管理士メールマガジンからです。



人は、生きていく中で、様々な人と関わり、様々な接し方の中で、様々な問題に直面します。
特に職場では、自分の好きな相手とだけ接することができない分、トラブルなども多く、ストレスをゼロにする事は不可能と言えます。
「ムカッとくる」「イライラする」が続くと体の中はどうなるのでしょう。



・怒りのホルモンと呼ばれるノルアドレナリンが分泌され、自律神経である交感神経に働きかけ、攻撃態勢となります。
・精神を安定させる為のホルモンであるセロトニンが脳内で不足します。
これは、自律神経のバランスを崩し、内分泌がうまくいかなくなったり、やがて免疫の働きにまで影響するという悪循環を引き起こします。


では、どのようにしたら、自分も周りも居心地の良い状態を保つ事ができるのでしょうか。


私が先日、ある場所で講義を行った「ストレスを撃退するセルフトレーニング三か条」のうち、二か条までををご紹介いたしましょう。


1.怒りのメカニズムを自分に当てはめてしっかり理解しましょう。
人はそれぞれ「怒るポイント」を自分で決めています。
イライラする、怒りが頂点に達する前に、感情の分岐点がいくつもあるのです。
自分の気持ちが今どこの分岐点にあるのかを意識するだけでかなり客観的に考えられるようになれるはずです。
例えば、上司に理不尽な事で怒られた、仕事が終わらない、等、周囲の言動や環境のせいにしがちですが、実は周囲で起きている事は、それ自体に意味はないのだと考えます。
そこに「プラス」か「マイナスか」の意味をつけるのは自分自身なのです。


2.正しい腹式呼吸を練習しましょう。
特に、「怒りのポイント」にいると自覚している時には、5~10回の腹式呼吸を実践してみましょう。
呼吸とは、自律神経が司る運動機能の中で唯一自分の意思でコントロールができるものです。
ストレスがかかると、呼吸は自然と早く浅くなり、酸欠状態となり、心拍数が上がります。
「カッとなった時には深呼吸をしなさい」という言葉をよく聞きますよね。腹式呼吸で深い呼吸をすると、精神安定を促し、血圧上昇を抑制し、脳波がリラックス状態になります。
しかし、実際には、本当に腹式呼吸ができているのか、よく分からないという方もたくさんいらっしゃいます。
そこで!
簡単で分かりやすい腹式呼吸のコツをご紹介しますので、色々な場面で実践してみてください。


・吐く方から始めます。(これが一番のポイントです!)
・息をゆっくりと全て吐ききります。
・更に3回ふっふっふーと吐きます。
・ここからお腹に意識を向け、お腹がへこますような気持ちで、更に3回程吐ききります。(まだ大丈夫という方はここから3秒数えてみて下さい)
・さぁ!一気に息を吸い込んでみましょう!


自然とお腹の中に空気が入っていくのを感じられたはずです。
これが「腹式呼吸」です。


気持ちが怒りの状態にある時には、中々切り替えができず、腹式呼吸の実践も難しいものですが、普段から意識してトレーニングをしていると、自然とできるようになってきます。
カッとなった時に一呼吸おくというのは、本当に理にかなった大切な事なのです。


自分が今「怒り(ストレス)」のどの地点にいるのかを意識し、体がどのような状態になっているのかをしっかり理解し、腹式呼吸を実践してみましょう。
眼前にあった怒りの対象が少し遠くに見えるようになったと思います。


作家渡辺淳一さんの著書「鈍感力」を読んだ事がありますか?
時と場合にもよりますが、気にしない、忘れてしまう、というのを、プラス思考で考えると、鈍感だという事は現代社会では必要なスキルかもしれません。


三か条目は「オフィスや家の中でもできる心と体のコリをほぐす運動」ですが、次号でじっくりご紹介致しますので、お楽しみに!

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