レッドオーシャンとブルーオーシャン




弊社は、創業当時はDTPを生業にしていましたが、その後インターネットの普及に併せてコンテンツ制作にも参入し、現在は動画(映像)制作とその活用を中心にした仕事をしています。



今回は、映像制作の現場のお話をします。

サブプライム以後の景気の低迷で映像制作の現場も疲弊しています。

昔(景気が良いころ)、1本100万で作っていたビデオやDVDがあるとします。

景気低迷後は50万でいいですとか、30万でいいですとか、制作者側がどんどんダンピングしています。

お客さんにすれば、それじゃいままでの価格はナンだったんだ、ということになり、制作者側は益々自分で自分の首を絞める結果を招いています。



特に、テレビ番組制作会社の状況が悲惨なようです。


※2009年末に赤坂で知り合いのナレーターとお茶している時、彼曰く「この辺で首を吊っている番組制作会社の社長が増えてるだって」、とのこと。
本当かなと思いつつ、さもありなん、と思いました。


映像制作というのは設備産業でもあり、労働集約産業でもあるため、なかなか利益を出すのが大変です。

見積も水物で、厳密な根拠はありません。

力関係やその時の予算で決まります。

それだけに、トンでもない価格での叩きあいが始まります。


知り合いの某大手印刷会社映像部門のブロデューサーが最近手がけた仕事の価格が約600万ほど。

昔なら2000万以上取ったでしょと言うと、「そうですね」との答え。


この世界、値段ってあってないようなものです。

労働状況を見ると、例えば、テレビで言えば、局の正社員には年収1000万以上もらう人が多くいますが、下請けの番組制作会社の人間は、年収300万・400万、労基法違反の労働時間といった過酷な労働条件で働く人がほとんどです。

ものづくりの現場もそうですが、これまでと同じ事をやっていたのでは、単なるコスト削減競争に晒されます。

同じコンテンツでも目先を変える、見方を変えることで無駄な競争をせずに、確実に仕事を確保できる道があるかも知れません。

競争の激しい既存市場を「レッド・オーシャン(赤い海、血で血を洗う競争の激しい領域)」とし、競争のない未開拓市場を「ブルー・オーシャン(青い海、競合相手のいない領域)」とする考え方がありますが、自分の領域でブルー・オーシャンを見つけなければ、これからのビジネスは厳しいですね。



閉塞してる現状を脱却するためには、少し目線を引くことで大局的に自分の環境を見る必要があるでしょう。

そうすることで、自分がいる領域の「ブルー・オーシャン」が見えてくるかもしれません。


弊社では、ちょっと大胆ですが、動画制作でお金をいただくというビジネスモデルを否定しようという試みを始めています。

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